2025年10月18日(土)に沖縄県体協スポーツ会館にて「ソーシャルバスケットボールキャラバン2025-26沖縄ラウンド」を開催。ソーシャルバスケットボールの普及と、参加者間の交流促進を目的として、事前セミナーと交流会の二部構成で実施いたしました。
運営スタッフとして当協会理事、ソーシャルバスケットボールクラブ「エーネン大阪」のスタッフ、当事者が務め、ボランティアスタッフとして沖縄統合医療学院の理学療法学科の学生にお手伝い頂きました。
事前セミナー(12:00~)
「JSBAの取り組みについて」
登壇者:当協会 副会長/坪井
協会が推進する普及活動、大会運営、国際交流などの多岐にわたる取り組みについて説明いたしました。
「ソーシャルバスケットボールに関わって感じたこと」
登壇者:当協会 理事 / ソーシャルバスケットボールクラブ「エーネン大阪」プレーヤー/牧瀬
当事者の視点から、ソーシャルバスケットボールとの出会いや活動を通じて得られた経験についてお話しいたしました。
参加者の感想
参加された学生からは「身体障害領域以外のパラスポーツを知る貴重な機会となった」といった好意的な感想や、一般のバスケットボールとの違いに関する具体的な質問が寄せられ、関心の深さが伺えました。

交流会(13:15~)
ウォーミングアップ
ジョギング、体操から開始し、参加者からの提案による種目も実施。受講するという立場だけではなく、主体的に参加するという場面も作りました。

アイスブレイク
二つのチームに分かれ、ドリブルリレーやシューティングゲームといったアイスブレイクを実施しました。
参加者が積極的にコミュニケーションを取りながらバスケットボールを楽しむ様子が見られ、ソーシャルバスケットボールが理念とする「他者との交流」と「楽しむこと」を体感・実感していただくことができました。


試合形式
最終的に5対5の試合を行いました。
バスケットボール競技が盛んな沖縄県という土地柄もあり、約半数が経験者であったことからレベルの高い白熱したゲーム展開となりました。


さいごに
参加者の学生からは「今後もソーシャルバスケットボールに関わっていきたい」という前向きな感想が聞かれ、本イベントは来年度以降の活動に繋がる手応えを感じる結果となりました。
一方で、運営側として当事者プレーヤーにご参加いただきましたが、沖縄現地にお住まいの当事者の方々の参加がなかった点は、今後の大きな課題として認識しています。
当協会といたしましては、この度の沖縄ラウンドを契機に、沖縄県内におけるソーシャルバスケットボールへの興味・関心がより多くの方々に広がり、地域での活動として定着するよう、今後も継続的な支援および普及活動を展開していきたいと考えております。
ご参加いただきました皆様、並びに開催にご尽力くださいました関係者の皆様に、改めて心より感謝申し上げます。
(文責:坪井啓介)


